まどろむまどろいど!

日頃のちょっとしたハウツーとかを書きます。まどっちが大好きです。This client is best choise for deep Madorer.

D-Sub でディスプレイ出力すると文字が滲む件について

先日新しくディスプレイを購入し,DVIポートが既に埋まっていた為,余剰のD-Subポートで出力を行った所,全く同じディスプレイ(DVI接続)と比較し文字に滲みが生じていることに気が付きました.

原因は DVI のデジタル出力に対し D-Sub がアナログ出力であることに起因するもので,D-Sub のアナログ信号が DAC での信号変換や伝送時のノイズによって信号が乱れる事により映像が乱れるからであるよう.特に解像度の高いディスプレイでは比較的顕著に DVI とのギャップが感じ取れるようです.

で,要するに D-Sub を避けて映像出力を行う必要があるのですが,取れる対策は 3 つあります.

  1. USBディスプレイアダプタを使う
  2. ビデオカードを買う
  3. D-Sub -> DVI/HDMI/DisplayPort の変換アダプタを買う
  4. 余剰のデジタル信号用のポートがあれば変換アダプタ等を併用して流用

1. はレスポンスが然程要求されない用途であれば一応は実用に耐える,との事ですが,USB自体映像出力用の企画でない上,現状流通している USB2.0 用のディスプレイアダプタは,その転送速度も手伝って動画等の比較的リソースが必要なファイルの再生は中々厳しい物があります.

2. はやはり増設の手間が掛かる,費用がかさむ点についてやはりネックです.
3. は DAC で D-Sub 用に生成されたアナログ信号を再度デジタル信号へ出力するため,グラフィックボードで生成されたオリジナルのデジタル信号を出力する場合に比べ画質が落ちるとの事.

余剰のディジタル信号用のポート(HDMI等)がなければ上記の何れかを選択する他ありませんが,そうでない場合は 4. が最も安価で簡単に済ませられるのではないかと.例えば,私の購入した U2412M は DisplayPort にこそ対応していますが,HDMI には対応していません.一方,余剰の出力端子は D-Sub と HDMI です.こういった場合,HDMI -> DisplayPort の変換アダプタ/ケーブルを購入すれば,高画質でディスプレイへ映像を出力することが可能です.

DVI,HDMI,DisplayPortは相互にアダプタ/ケーブルによる相互に変換が可能なので,企画の不一致により利用できなかった方は是非.二次的な機能ゆえ不対応の製品もありますが,DisplayPort は HDMI の音声信号も伝送可能です.